ーポイントは剪定にありー

我が家の庭にラベンダーを植えてみました。自分で育てるとわかることがたくさんあります。長崎基準でお伝えします。
(庭の様子はこのページの最後にのせています)

まずは土のおはなし、水はけのよい土を選び石灰を施します(PH6.5~7)。苦土石灰・有機石灰がオススメです。
肥料は少なめで育てます。普通の草花の半分程です。
乾燥に強い性質ですので水やりは控えめにします。ただし夏の高温期には充分に与えます。           
            

ーポイント1ー ラベンダースペースをとる!!

ラベンダーはムレに弱く寄せ植えには向きません。株元は風通しをよくします。
9センチポット苗は鉢植えをオススメします 大きめの鉢に植え、表土にボラ土等を敷き土ハネを防止します。
庭植えの場合は盛土、マルチ(被覆)が基本です。盛土は風通しよくしてムレを防止します。マルチは防草と土ハネ防止で病気をおさえます。
そして何より大切なのはラベンダースペースをとること!!1株(12cmポット苗)に直径50cmのスペースが目安です。
※長崎ラベンダーリトルマミーは5月上旬に穂が色づきはじめ、5月20日ごろ開花し、そして6月上旬まで花が楽しめます。          
        

ーポイント2ー 花後(梅雨期)の剪定は軽め!!(重要)

剪定の時期は、花が過ぎた6月10日が目安です。
樹勢を回復させるため、花を切り、株は形を整える程度に刈り込みます(9分刈)。
この時期の刈り込みすぎは命取りとなります(枯死)。
        

ーポイント3ー 夏の高温 直射日光は大丈夫!!

梅雨の日照不足でバテた株が元気を取り戻します。
しっかり陽に当ててください この時期水もたっぷり与えます。
盆過ぎ、気候がやわらぐと株はまた成長期にはいります。混みすぎた枝は間引きしましょう。
とくに株元をすっきりさせるよう気掛けましょう。このころ肥料を少なめに与えます。
※9月〜10月秋の開花はポツポツと断続的です。5月の一斉開花とは違う雰囲気です。

ーポイント4ー 10月中に若返り剪定!!(3~5分刈)

10月下旬には、まだ花もありつぼみも確認できますが、ここで惜しまず強めの刈り込みをオススメします。
まだ気温のあるこのころはすぐ新芽が吹き出します。
この芽が吹いた状態で冬越しさせましょう株が充実し翌年が期待できます。

ーポイント5ー 冬は戸外で大喜び!!

ラベンダーは冬の低温でエネルギーを蓄えます。
室内に取り込むのはNGです。寒さが大好きなんです。じっくり春待ちですね。
こびりついた枯葉は乾燥時にこそぎ落としてください。
※3月下旬ごろ芽が動き出します。このころ肥料を少なめに与えます。

ーラベンダーの季節到来ー

5月、さぁラベンダー躍動の季節を迎えます。
つぼみに色がつき始めたらワクワクしてきます。満開になれば「見て見て」と人を呼びたくなります。
この気持ち、たくさんの方へ届けたいですね。
長崎ラベンダーとのおつきあいが長く続きますように願っています。